THE PERSON 採用運用データ

2026-08-18/stadiums株式会社 採用マーケティング(中島)
社内シート「採用PFチームPJ管理」の実測値。集計期間 2025年1月〜2026年7月(19ヶ月)
本日決めたいこと:①ボトルネックの特定 ②予算の張り方 ③体制 ④次に何をやるか

結論から。1次面談の単価が ¥14,293 → ¥22,462(+57%)、内定単価が ¥50,715 → ¥114,672(+126%) に悪化しました。 ただし原因を分解すると、有料媒体全体の効率は落ちていません(¥35,733→¥37,565・+5%)。

落ちたのは①自社の無料チャネル(月10.25件→5.57件・−46%)と、②求人媒体系5つの全滅です。 一方でフィットネスサロンとリファラルは、むしろ単価が3〜5割改善しています。

目標
30名
2027年3月まで/月3.75名
9月中に必要な稼働
5名
現時点で0
内定(2026年)
月2.7名
2025年は月4.6名
内定1名の単価
¥114,672
2025年は¥50,715

01全体:金額は増やしているのに、数字は落ちている

月あたり2025年(12ヶ月)2026年(1-7月)増減
1次面談17.1件13.9件−19%
広告費¥244,173¥311,253+27%
1次面談1件の単価¥14,293¥22,462+57%
内定4.6名2.7名−41%
内定1名の単価¥50,715¥114,672+126%

※広告費は媒体費のみで人件費・工数を含みません。直近3ヶ月(5〜7月)は内定 月1.0名・単価¥233,453までさらに悪化しています。

月次 採用単価(広告費 ÷ 内定数)

単位=円/2025年7月は内定0名のため算出不能

各月直近3ヶ月

02原因の分解:落ちたのは「無料チャネル」だった

有料 vs 無料|月あたりの1次面談数

有料は増えている。減ったのは無料側

2025年(基準)2026年・増加2026年・減少
有料チャネル 2025年6.83件/月
有料チャネル 2026年8.29件/月 +21%
無料チャネル 2025年10.25件/月
無料チャネル 2026年5.57件/月 −46%
有料チャネルの単価は ¥35,733 → ¥37,565(+5%)でほぼ横ばい。つまり「媒体運用が悪化した」わけではありません。 1次面談が月3.2件減ったのは、自社の無料チャネルが月4.7件分消えたためです。

▼ 枯れた無料チャネル(月あたり)

  • シェアリングのテレアポ 3.08 → 0.43件
  • シェアリングのメルマガ 2.67 → 0.14件
  • trainerLINE配信    1.17 → 0.00件
  • ジョブメドレー     0.42 → 0.00件
  • 過去見送り者への架電  0.42 → 0.00件
  • 合計 6.92 → 0.57件/月(月6.4件の消失)

▲ 伸びた無料チャネル(月あたり)

  • 自社ウェビナー   0.42 → 1.86件
  • careerLINE     0.67 → 0.86件
  • トレスク      0.00 → 0.43件
  • Instagram     0.00 → 0.29件

配信の計画量は月29,014件だが、実績は6月末まで13,600件前後 → 7月以降は37〜121件。

03有料媒体は、中で明暗がはっきり割れている

媒体2025年 アポ2025年 単価2026年 アポ2026年 単価単価の変化
フィットネスサロン34¥42,46636¥27,604−35% 改善
リファラル25¥21,60017¥10,588−51% 改善
Indeed12¥33,7011¥337,296+901%
meta広告10¥46,9811¥83,404+78%
Airワーク1¥72,0001¥216,000+200%
Google広告02¥184,165
求人ボックス0019ヶ月0件
19ヶ月の有料平均¥36,492 / 1次面談1件

業界特化型(フィットネスサロン)と人的ネットワーク(リファラル)は、むしろ効率が上がっています。 一方、求人媒体系は5つとも機能していません。特にIndeedは2025年に¥33,701/件で回っていたものが、2026年は1〜6月に計¥337,080を投じて1件だけ。この結果を受けてIndeed・Airワークは7月に課金を停止しました(Google広告¥32,000/月とmeta広告は継続中)。

現在の掲載状況|掲載中=ジョブメドレー/Indeed/Airワーク/求人ボックス/スタンバイ/フィットネスサロン 打ち合わせ予定=リジョブ 未掲載=フィットネスジョブ 接触したが返信なし=ジムジョブ 未検証=Wantedly/マイナビ転職

04ファネル:2次まで進めば7割が内定する

段階別の通過率(19ヶ月累計)

エントリー → 1次面談40〜45%
1次面談 → 2次面談36.6%
2次 → 3次79.8%
3次 → 内定85.1%
2次まで進めば約68%が内定します。最も落ちるのは1次→2次ですが、これは選考で落としている段です(下記05)。

05面談まで来た人が、どこで合わないのか

直近5ヶ月(2026年3〜7月)に1次面談した62名のうち、社内で「見込みあり」と判断できたのは18名(29%)でした。

面談で挙がった懸念点の内訳

記録のある30件・1名につき複数該当あり

稼働日数が合わない12件(40%)
資格を保有していない9件(30%)
実務経験が浅い・未経験7件
居住地・通勤の制約5件
兼業でコミット度が低い5件
人物・コミュニケーション4件
専門領域のミスマッチ3件
年齢・資格・経験・勤務地は、いずれも面談前に分かる情報です。
8月にDMの条件を広げたところエントリーは11件増えましたが、50代・資格なし・経験なし・福岡在住などが混在しました。 一方で条件を元に戻すと、送付できるリストがほぼ枯渇します。

06数字が動いた瞬間に、何をしていたか

▲ 動いたもの

  • フィットネスサロンのFVをオレンジのバナーに変更 → エントリー24件まで増加(7月)
  • ジョブメドレーを上位表示(31店舗×2=60ページ) → 8月エントリー8件・費用ゼロ。同月の最大流入源
  • 掲載情報のこまめな更新で新着扱いになり上位化 →「やるだけ効果がある」
  • 登壇者本人のネットワーク経由 → 過去最高の54名着席。ただし獲得9アポは全て登壇者個人のつながりで、自社リストからの流入は0件

▼ 動かなかったもの

  • 切り抜き動画、LINEの連続配信
  • テレアポ(6月の実測で25件かけてアポ0件)
  • Meta広告のバナー変更(8月時点で応募0)
  • 自前開催のウェビナー(7/27=申込7・着席4・流入0)
  • 1次面談の数を増やす施策 → 2025年下期に73→128件(+75%)に増やしたら、内定は32→23名(−28%)に減り単価が2倍に

体制|採用実務はほぼ中島1名。工数は計画71時間/月に対して実績25〜31時間(消化率36〜44%)。8/17に分担を見直し、過去参加者への架電・メッセージを笛田・依田と分担する体制にしました(今週中に合計100件の接触が目標)。

07本日決めたい4点

🔴 ボトルネックの仮説:最大の流入源に、あと400名分の在庫しかありません。

有料予算の52%をフィットネスサロンに投下し、2026年の1次面談36件(全体の37%)がこのチャネル由来です。 8月にDM100件を送ってエントリー11件(転換率11%)。対象は都心圏で全体500名程度、残り400名。 月100〜200名ペースなら2〜4ヶ月で在庫切れで、送り切ると新規登録者が溜まるまで約3ヶ月の空白が発生します。
つまり足元の数字は改善していますが、11〜12月頃に流入が落ちる見込みです。「いま数字が良いうちに次の面を作れるか」が論点だと考えています。

相談1|ボトルネックはどこか

・上記の見立ては合っているでしょうか。他に見るべき点はありますか
単一チャネル依存(52%)のリスクを、どう評価されますか
・1次面談まで来た方のうち見込みありは62名中18名(29%)。懸念点は稼働日数40%・資格なし30%・未経験と続きます。 面談前のスクリーニングは、応募時の自動返信で聞くのと媒体側で弾くのと、どちらが定石でしょうか

相談2|予算をどこに張るか

現在の張り方(7月実績 月¥209,874):フィットネスサロン¥110,000(52.4%・単価¥27,604)/リファラル¥60,000(28.6%・¥10,588)/Google広告¥32,000(15.2%・¥184,165)/meta¥7,658(3.6%・¥83,404)

7月に停止:Indeed(1〜6月に計¥337,080で1件)とAirワーク(同¥216,000で1件)。 → 月 約¥92,180 の枠が空いています。Google広告も止めれば合計 約¥124,180。

弊社の案:A. ジョブメドレーの有料オプション(採用時1人6万円/+5,000〜10,000円で上位表示/スカウト100件まで無料・以降1通1,000円程度。8月は費用ゼロでエントリー8件=同月の最大流入源)/ B. リジョブなど治療家層向け媒体(明日打ち合わせ)/ C. フィットネスサロンのLINE配信(友だち3万人・20万円の提示あり。有効友だち数が不明)/ D. フィットネスサロンへの追加投下

・この枠はどこに張るのが定石でしょうか
Indeedは運用の問題だったのか、媒体との相性か。戻すとしたら何を変えるべきでしょうか
・Google広告(¥184,165/件)は止めてよいでしょうか。そもそも月いくらが適正規模でしょうか

相談3|どういう体制でやるか

採用実務はほぼ中島1名。工数は計画71時間/月に対し実績25〜31時間(消化率36〜44%)。 イベント運営・配信・DM送付はAI併用で1名で回せていますが、架電が回りません。 8/17に分担を見直し、過去参加者への架電・メッセージを笛田・依田と分担しました(今週100件が目標)。

止まっているもの:シェアリングのメルマガ配信(計画6h→実績0h)/社内1on1(15h→3h)/既存CareerPartnerへの発信(6h→1h)

・1人+一部分担という体制で、何を残して何を捨てるべきでしょうか
外注や自動化に回せる境界はどこでしょうか(媒体の更新作業は既に自動化済みです)
・弊社の規模感で、採用にどれくらいの工数を置くのが標準的でしょうか

相談4|次のチャレンジとして何をやるか

すでに走らせているもの:オンライン採用説明会の定期化(8/20初回・8/26・以降隔週)/採用サイト公開(8/21)/note記事(代表3本・トレーナー5本)/SINCA共催イベント(9/8・北参道20〜30名)/サンクトジャパン共催セミナー(10/15・筋膜と慢性痛)/リジョブ掲載(明日打ち合わせ)

在庫が切れる前に立ち上げるべき「次の面」は何でしょうか
・トレーナー/治療家(柔整師・鍼灸師・PT)の採用で、実際に人が動いている媒体はどこでしょうか。 ※7月末にターゲットを「治療家からトレーナーへの転身検討層」に具体化しましたが、媒体のラインナップが追いついていません
・Wantedlyは有効でしょうか(弊社は未経験で判断材料がありません)
・逆にやめていい媒体はどれか(求人ボックスは19ヶ月0件、ジムジョブは問い合わせも電話も繋がりません)

選んだ媒体の運用について(最も知見が薄い領域です)
・掲載更新の最適な頻度(現在2週間に1回。更新は自動化済みなので上げられます)
・原稿は何を変えると応募が動くのか(給与の出し方、職種名、写真)
・スカウトは誰に・どんな文面で・どの頻度で打つのが定石か
管理画面のどの指標を見て判断すべきか。現状はエントリー数しか見ておらず、表示回数やクリック率を追っていないため、原稿が悪いのか露出が足りないのかを切り分けられていません

出典:Googleスプレッドシート「採用PFチームPJ管理」/シート「採用数字」「[CVリスト]採用ヨミ表」(2026-08-18取得)、および社内Slack #recruit-トレーナー採用 の面談記録。
比率・単価はすべて当該シートの生数値から再計算しています。2026年は1-7月の7ヶ月分のため、比較は月あたりに換算しています。
広告費は媒体費のみで人件費・工数を含みません。チャネル別費用の合計と月次「広告費」行の合計には差異があり、月あたりの比較には後者を使用しています。